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顎関節症の手術について

ほとんどの病院では、顎関節症はまず生活習慣の改善やマウスピースなどを用いての癖の矯正を勧められますが、数か月から半年以上その治療を続けても全く改善が見られない場合には、外科的療法が検討されることがあります。

また、それ以下の治療期間であっても、痛みが酷く一刻も早くどうにかしたいという訴えがあった場合には、すぐに対応できる手法で痛みを取り除くということもあるようです。

ただし、痛みに関しては外科的療法先に、痛み止めなどの薬で緩和を試みる方が一般的です。顎関節症は生活習慣が主な原因ですから、外科治療は最後の手段だと思ってください。

それでも外科的療法を行うという選択をした場合、顎関節症の治療には具体的にどのような手法があるのでしょうか。その種類は、大きく分けてふたつになります。ひとつは関節鏡視下手術、もうひとつは関節腔解放手術です。

前者の方法は、体内の患部を観察できる小さなカメラを使い、モニタ越しに患部を観察しながら治療を行う方法です。使用する部位は違いますが、考え方は内視鏡と同じです。

直接あごに入れるので小さな傷はできますが、目立つものにはなりません。また、傷が小さくすむといっても、数日程度の入院は必要です。

後者の手法は、解放という名前がついているとおり、あごを切り開く手法です。こうして骨の位置を修正したり、場合によっては器具で固定することや、一旦骨を切って形を直すということもあります。

しかし当然負担は大きく、傷跡も残りやすいです。これが必要になるほどの症状というのは、割合的には1割以下と言っていいでしょう。本当に最後の手段だと思ってください。

他に、手術ではない外科的処置に腔内洗浄という手法があります。顎関節症で動きにくくなっている部分が滑らかに動くよう、潤滑液の部分を洗浄する方法です。

この洗浄は1時間程度で完了するため、通院で大丈夫です。また、1回の洗浄で効果が出てくる人もいるようです。

ただしこの方法は、潤滑液の循環が上手くいかずに炎症を起こしている場合などに適用されるものなので、顎関節症で痛みがあるからといって必ず効果があるわけではありません。